優美が車に戻って来た。 「ねぇ?優美?あの人誰?」 「あたしの彼氏の友達、智和君だよ!」 「へ〜。そうなんだ。」 「何々??気になる??」 優美はからかうようにあたしに言ってきた。 「別に気になってないよ…。」 そう…。あたしはね、彼氏と別れたばかりで傷ついてるの。 そんな傷ついてるあたしに、つけ込む男はいらない。 男なんて……いらない。 それから数日後、優美から電話が掛かってきた。 なんだろ…?