「俺は、返事聞きにきただけ」
「返事?ンなもんNOだろ~がッ!」
「まぁね」
ベッドで横たわる由里の隣で話し始めた後藤先輩。
「俺だってさー。簡単には諦められないわけ」
「え・・・・・」
「ずっと好きだったんだ・・・。てか、あの子と別れてからだけど」
「あの子?」
「あれ?君、何にも聞いてないの?瑠稀亜から」
「る・・・瑠稀亜!?」
あいつ、後藤先輩と付き合ってたのか!?
「俺、君の事憎くて、苦しめてやろうと思ってた。でも、君の妹がこの子だって知ったら、そんな事しなくてもって思ってね・・・・」
「あ・・・・」
「俺ね、昔は遊んでたんだー。でも由里ちゃんに会ってから俺、変わったわけ」
遊んでた・・・?この人が・・?
だって、優しいって言われてて・・・。

