「ごめん・・・冗談♪君にそんなことさせられない」


「でも・・・私は・・・」


「そんなことしなくても大丈夫」


「先輩・・・・」


「キスはしちゃうかも♪じゃあ俺、学校抜けてきてるんだよね(笑)バイバイ」


「先輩・・・・」


「ん?」


「先輩のためならわたッ」



不意打ちのキス。


先輩のキスは優しい。


いつだって、優しい。



「君には・・由夜くんがいるでしょ?そっちとしてなさい」


「せ・・・・」



バタンッ


先輩は優しい笑顔を残して帰った。


触れた唇が熱い。


私・・・何言ってたんだろう。


由夜がいるんだよ・・・?


由夜・・・私の・・・不安・・・


消してよ・・・・。