使い手にも秘密にされていた婚約。


私が納得するはずないだろうー!!!



「いや!どーせザビエ●みたいな頭の奴なんでしょッ」


「失礼ですよ!由香利!」


「私にだってね!彼氏いるの!勝手に決めないでよ!」


「ちょ・・・由香利ッ」



『バタンッ・・・・』


敷戸を大雑把に閉めて自分の部屋に入った。



「りっくん・・・・」



携帯を開いて、写真を見る。


運動会、球技大会、音楽祭、・・・


色々思い出がある、りっくんとは別れられない。


婚約なんて・・・しないッ・・・・



「はぁ・・・」



朝からテンション↓だぁ・・・



「よ、由香利」


「りっくん・・・」


「どうした?」



朝から機嫌の悪い私は、りっくんに言ってみた。



「私ね・・・婚約させられそうなの」