「琉依ちゃん?!」



「あ・・・・・間宮。どいて」



「はいお嬢様」



私の部屋の床に脱ぎ散らかした洋服をせっせと着替え、私の方を向く。



「やぁ♪ゆーりッ」





そこにいたのは従姉妹の琉依ちゃん。




従姉妹と知ったのはつい最近だけど・・・




しかも、超大金持ち。



お父さんが財閥の社長だったんだっけ・・・



「・・・ていうか!人の部屋で何やってるのよ!」



「ん?ゆーりに用があったんだけど、誰もいないから暇だしいいかなって」



「よくないよ!!!間宮さんも!」



「失礼しました。由里さん」



頭を深々と下げる二人を見て、もういいと言った。







「で。何?」