俺の名前は、緑山 由夜。





俺には双子の弟がいる。




名前は由里。俺とは反対でカワイイとよく言われていた。




由里は両親が大好きで、いつもべったりくっついていた。




葬儀の日。




由里は式場で泣き続けていた。




「由夜・・・・ゥ・・僕・・・どうしよ・・・」




目が腫れている。




由里は夜も泣き続けていた。




「由里・・・・俺がいるから。俺が由里を守ってあげるよ・・・」



「ありがとう・・・・由夜・・・・」






そう誓った日から10年の歳月が過ぎた。