目が覚めたら、俺のベッドの隣で由里がフライパンと包丁持って立っていた。




「おおおおおおおい!!!殺さないでくれ!!!」




「あ、おたまと間違えた(笑)ま、いいや。起きて下さい」




脳天気だなぁ・・・まったく。




俺は部屋を出て、リビングに向かった。




「お雑煮か・・・うまそうだな・・・」



「本当?今年は味噌を入れて関西風にしてみましたよ♪」




ていうか、やっぱ家庭的なところはお母さんに似てるな・・・



「いただきます」



俺はイスに座る。




「どーぞ♪」




由里は冷蔵庫からおせちを取り出してきた。




「私が朝早くから作ったんだよ♪食べて」




「あ・・・ありがとう」




私・・・か。聞き慣れないけど、やっぱ女なんだな・・・