そしてそれから半年後。
俺と、由里の誕生日の日。
由里はその外国人と結婚した。
そいつは性格もよかったし
俺も任せられた。
「あの・・・由里をお願いします」
『ワカリマシタ。大丈夫デス。由里サン、守リマス』
「ありがとう・・・・」
そして、俺は結婚式の帰り道。
「あぁ~あ。綺麗だったな」
「だから・・・何で俺の隣にいるんですか、後藤さん!」
「え?独り身の君に付き添ってやってるんじゃないか」
「余計~な、おっ世話~」
「何なら俺が君と不倫してあげてもいいんだよ」
「無理ッ!サファリパークッ」←某探偵ドラマみたいな
「俺も、ヤダ。てか君、どうするの?」
「は?」
俺・・・どうするんだろう・・・。
「俺、とりあえず、大学出て就職って感じスかね」
俺も4月に大学に入学した。
だから別に行く当てがないってワケじゃない。
でも・・・由里がいない。
俺の生活から由里が消えた。