「さぁ~て。座ろうかな」


「座れ、座れ」



そしてなんだか雰囲気が落ち込んでいるような


何とも言えない静かなオーラが由里から放たれている。



「何か・・・静かだな」


「私ね・・・言わなきゃいけないことがあるの」


「ん?何?」



聞かなければ良かった。


俺が、何?とか聞かなければ・・・


俺は完全に気を失いそうになるくらい


冷や汗が出て、目眩がするような


そんな言葉が由里から飛んできた。



「私ね・・・・」


「うん」











「婚約するの」