「ずっと・・・会いたかった」


「俺なんて・・・お前の写真毎日眺めてたんだからな」


「気持ち悪い・・・」


「なんだとッ(笑)」



そう言いながら


由里を優しく抱きしめる。



「私・・・生きてるよね・・・」


「あぁ、生きてるよ」


「私・・・由夜とキスできてるよね」


「できてるよ」


「私ッ・・・由夜のこと大好きだよね」


「当たり前だろ」



その優しい笑顔が


その涙が


全部が本当に由里だ。


生まれた頃からずっと一緒。


由里・・・・。


俺は・・・お前とは結婚できないかもしれないけど


でも俺。


お前以外に愛す人間なんて


いないから・・・・。