「んし。じゃ行くよ・・・じゃあね、由夜」


「おう。頑張れよ」


「うんッ」



そして少しずつ歩み出して


エスカレーターを下りていった由里。



「絶対・・・・生きて帰ってこい」


「どーでした?キスは」


「瑠稀亜ッ・・な・・見てたのか」


「由里ちゃん・・・頑張ってるね」


「え・・?」


「よく、あそこまで不安を消すことができたなって。由夜のおかげでしょ?」


「まーな」



たぶんだけど・・・・。


あいつの中の不安とか怖さとか・・


俺が居たことで


和らげられたかなって思うんだ。


由里は・・・・


絶対元気に帰ってくる。


大好きだから・・・






由里。