「泥棒の下見じゃねぇか、気を

つけろよ。」

「窓も叩くんだよ。それも毎晩

。」

「警察に言ったんか?」

「いや、言ってない。もし言っ

たとして刑は軽いだろう。逆恨

みされても困るし。」

「そうか。」

友人は不安のせいか声が小さい



「今日泊まっていかないか?」

「えっ?急にどうした?」
「ちょっと怖いから。」

「お前女じゃないんだから、し

っかりしろよ。」

僕も怖かった。しかし、友人が

困ってるのをほおっておけない



「わかった、泊まっていくよ。



「ありがとう、迷惑掛けてすま

ない。」