騒がしいお会計を済まし、四人

は出ていった。今のは何だった

んだ。背中に汗、びっしょりに

汗をかいている。油汗だ。どう

しよう、明らかにおかしい状況

だ。僕は閉店の準備を始めた。

ガチャ・・・

まず正面入口の鍵を締めた。

食べ物の片付けをしないといけ

ない。はぁ、今本当に一人にな

ってしまった。一号室から片付

け、続いて七号室、調理場に食

器を持ってきた。食器を洗いな

がら五号室に目を向けてしまっ

た。しかし、特に変化はない。