「ごめん、いくらだった?」

「割り勘ね。」


「ありがとうございました。」

一号室のお客は帰っていった。

僕はレジからまた調理場の方へ

戻って行った。帰りは五号室は

見なかった。怖かったので見な

かった。ただ、何となく視線を

感じた。


それからまた一時間、七号室に

いるお客が出て来た。一、二、

三、四、五人か。茶髪ロン毛の

四人に、一人不釣り合いな男が

一人・・・五十代?明らかに年

齢に不釣り合いが生じている。

部屋から最後に出て来たのは年

配の男だ。不釣り合いな男、僕

を睨んでいる。悪酔いでもした

のか。