「はぁー、最後の客も帰ったし

今日はもういいぞ。」

「えっ?まだ定時じゃないです

よ。30分残ってるんで!」

「とにかく帰れ。顔が疲れてる

。レジ締めしとくから。」

半ば強制的に帰された。

「はい、お疲れ様でした。」

「ちゃんとタイムカードおして

けよ。」


「はい!」


僕は先輩一人残してカラオケボ

ックスを後にした。

五号室か、通常通り使えるはず

だけどなぁ。やっぱり気になる

けど気にしても仕方ない。先輩

一人で平気かな、そんな思いを

抱きながら自宅へ向かった。