「幽霊ってもんは自らの先入観

で創り上げてしまうだけ。物理

的に有り得ないだろ。いないも

んはいない。音だってそう、聞

き間違いっていうことがある。

風の音、水の音、あらゆる生活

音がまるで歩いているように聞

こえたり、声に聞こえたり。と

にかく有り得ないよ。そんな事

より仕事覚えろ。」

「はい・・・」

知っているどころか、完全に否

定されてしまった。僕はこの先

輩以外他の人と会えない。