「湯本!あんた美術部じゃないでしょ。いつまでいるの?」 1人、明らかな部外者が美術部に居座っているのだ。 美術部の一人の先輩と仲が良いので、ずっと話していたりする。 先輩には強く言えず、湯本に遠まわしに、あるいは直球で言うけれど、毎日のようにやってくる。 彼も先生が拾ってきたような感じで、クラスから浮いている奴だったけど… 「もしかして湯本って奴、私らが引退する頃に美術部に入るかもね。可南子、大変になるね~」 という私と仲の良い先輩の言葉に、この先の美術部人生に不安がよぎった。