うさぴょん号発進せよ

「では、質問を変えますわ。
あの惑星と今回の『生物兵器』の件、一体どのような繋がりがあるというのでしょうか?」

この問いに対して、はぐらかされる可能性は大いにあったが、しかしヴェイトにはラファエルなら、これに答えてくれるだろうという確信もあった。

過去、ラファエルが自分の問いに対し、嘘の返答をしたことはない。

でなければ自分や姉が現在まで、この男についてくることはなかったはずである。

「これはまた、歯に衣を着せない質問ですね。そこがあなたの長所でもありますが」

「お褒めにあずかり、光栄ですわ」ヴェイトは再び、にこりと微笑んだ。

「いいでしょう。これは特に、隠し立てをするようなことでもありませんしね。
あなたにも知っておいてもらったほうが、今後も動きやすいですから」

持っていた面を静かにデスクへ置くと、ラファエルはここで初めて、ヴェイトに真正面から向き合った。