うさぴょん号発進せよ

「別?」

《他の「地の者」の身体に乗り移ることが可能だからじゃ。新たな肉体を得られれば、我らは生き延びることができるからな》

「え!?乗り移るって、そんなに簡単にできることなの?」

トヲルは目を丸くした。しかしペルギウスは首を横に振った。

《我らにとってそれは、其方が思うよりも容易いことではない。
何故なら別の身体に乗り移る時に、生命エネルギーを大量に消費せねばならぬからじゃ。
つまりは自身の命を削って、別の者に寄生をせねばならない。だから無闇に寄生を繰り返すことはできぬ、ということじゃ》

「てことは、一つの身体に長く寄生したら、君達はその分長生きができる、ということになるのかな?」

《そういうことじゃ。だから我らは極力、別の身体への移動は避けたいのじゃ。その分の負荷が大きいからの》