うさぴょん号発進せよ

絶望感―。

この小動物から、それが漂ってくるようだった。

自分が眠っている間に、母星が荒廃し。

仲間も全員いなくなり。

後に残ったのは、自分独り。

トヲルは、もしそれが自分だったら…と思うと、遣るせない気持ちになった。

少しだが、小動物の気持ちも分かるような気がしたのだ。

ミレイユはこの船のクルー達を、『家族』のようなものだと言ってくれていたけれど、当然ここでの生活が1ヶ月しか経っていないトヲルにとっては、まだそこまで思えるほどの、親しい感情はない。