「夏美ー。晩ごはんできたよー」


姉さんの声で目を覚ます。
どうやら眠ってしまったみたいだ。

だるい体を無理矢理起こしリビングへ向かう。


「昼寝してたの?眠そうね」

「うん。ベッドで横になってたら寝ちゃった。」


そんな会話をしながら椅子に座ると、姉さんの手料理が並んでいた。
今日のメニューはカレーライスとサラダで、どれもよだれが出る程おいしそうだ。

昼からなにも食べていない私は今すぐ食べたかったが、姉さんの準備が終わるのを待たなければならない。