………………って、やってナイじゃん!?


しょうがないかと塾に向かうことにした。

その塾には――灯哉も居る。
以前、剣道部に入りたいと言っていた。

だから、剣道部が活動していない今日は、きっともう塾に向かっているだろう。


―――そして。

帰りは一緒に。というのが当然になってきている。

でも、灯哉は人に見られるのを、とても嫌がる。

私はいつも楽しみにしている時間だ。

だから、絶対に失くしたくないんだ。