私の手を握る宏貴の手が一瞬強くなった。 不思議に思って右斜め上にある彼の横顔を見た。 「きっと、ずっと変わらない。来年も再来年も。こうして俺達は初雪を見るんだよ。」 「何それ…。ただの願望じゃん!」 今まで見たことないくらいに真面目な顔で言うもんだから、思わず笑った。 「願望なんかじゃないよ。だから笑ったりしないで。」 なんとなくわかったんだ。 そう言った彼の顔を見て、これから私達の関係がカタチを変えるって。 だから、私は彼の声に耳を傾けた。