半年前に俺は余命6ヶ月と告げられた。 それは長年付き合ってきた持病のせいだった。 いつかこんな日が来るとわかってはいたんだ。 告知されたのが半年前。 余命6ヶ月ということは、もう死へのカウントダウンは始まっている。 明日かそれとも明後日か。 いずれにせよあと数日で俺の心臓は止まる。 振り返ると俺の人生ろくなもんじゃなかった。 むしろ生きてる価値なんかなかったと言ってもいいだろう。 だけど、そんな人生にも一つだけ心残りがある。 それは、美香、君だよ。