時は江戸…

その後町中を探し回ってみるけど、総ちゃんはなかなか見つからない

「まったく、どこに身を隠しているのやら 神妙にお縄につけ!」

そんな独り言をいいながら歩いていたらいかにも悪そうな人たちに囲まれた

「お嬢さん 一人で歩いていると危険だよ」

ってあんた達が危険だよ!あっ!あたしってつっこみの才能ある?

今度トシちゃんに指導してもらおっ

「ちょっとついてきてもらおうかぁ」

いかにも悪そうな目の横に傷のあるおじさんが言う

「いや、うちのマミーとパピーに知らない人について入っちゃダメって言われてるから(笑) ではごきげんよう」

回れ右して立ち去ろうとする私の腕を男の人達がつかむ

「ちょっとやぁだ!やめてよぉ!離しなさいよぉーー!!」

「うるせぇなぁ」

後ろから口をふさがれた

「んんん~~」

誰かーー(泣)

「お前ら何をしている!」

「誰だお前?」