お姉ちゃんの話を聞いてるうちに外はもう真っ暗だった

あたしは

あたしは

大切な事を忘れていた

総ちゃんの急な行動で忘れていた事があったんだ

「あした 総ちゃんの所行こう」

そう思って一人で廊下で月を見ていたら…

「んがっ!?」

な、何!?

後ろから口を塞がれた

頭がクラクラする…

た す け て…

きれいな月がだんだんぼやけていくのをどうしようもなくただ見つめていることしか出来なかった