あたしは今日総ちゃんに言われたことも

あたしが言ったことも

全部お姉ちゃんに話した

「マヤ… マヤの気持ちよくわかるよ 今のままいたいって思うこと マヤの正直な気持ちなんだよね お姉ちゃんの昔の話 聞いてくれる?」

「昔の話?」

「そう、昔ね あたしがマヤくらいのときの話」

お姉ちゃんがあたしくらいのときの話ってお姉ちゃんがあたしの二コ上だから2年前の話だよね

「お姉ちゃんね その頃遊んでた男友達が二人いてね 一人が拓海 もう一人が由宇 っていうの 3人でいるとすっごく楽しくてね 3人ともずっとこんなままいられると思ってたの 今のマヤみたいにね」

お姉ちゃんは懐かしそうな顔で話してくれた

「でもね あるとき お姉ちゃん気付いちゃったのよ 拓海のことが好きって」

「えっ!? お姉ちゃん好きな人いたの?」