自分でもこんなに


女に惚れるとは



思わなかった。





しかも自分より



ずっと年下のガキに…。





だが、


本気で惚れた。



そして


昨日マヤを抱いて


思ったこと。




決意したんだ。





それを今夜


マヤに伝えたい。



どうしても。




このとき



すやすやと眠るマヤは


トシの考えていることなど



まったく知らなかった。




これから流す涙にも


気づかなかった。