月のヒカリ



 本気で思いつめてるんだってことは、伝わった。

 何でだ?

 いやいや、まてまて、問い詰めたらいけない。

 そうだ!!

 温かい飲み物でも・・・。

 ってか自販機、どこだ?


 ってかなんでだ?

 聞いていいのか?


 オレが戸惑っていると、琴実が立ち上がった。
 そして、走り出そうとして体に力をいれたのがわかった。

「ちょっっっ」

 待てよ!

 オレは琴実の腕をとった。

 冷たい腕だった。