「はい、もしもし?」 『おーい、何処にいんの〜?』 ブォーーーッ! そこへロータリー内をゆっくりと走る黒い車を一台見つけた。 まさか、あの車じゃないよね? まさか、あの車じゃないよね? 煩い車の窓が開いたので、無意識に視線を向ける。 「携帯ショップ…の…」 えええぇーっ!? 私は電話を片手に固まってしまった。