一ヶ月ほど経ったある晩… 「さが兄」いわく『赤ジャージ』が飲みにやって来た。 最初、着かなかったけれど、あとから呼ばれた。 着きたくないと思っていると、呼ばれたりするものなんだ。 席に行くと今まで着いてた女の子が、壁際に座る彼の隣から外れたので、私はその空いた席に座ろうとした。 あらら? 彼がニヤニヤしながら、テーブルとテーブルをくっつけ始める。 彼が何の為にしているのか、わからなくて私は一瞬呆然と立ちつくす。