同中とわかって親しみやすくなった彼にあだ名を付けた。 《赤ジャージ》 中学生の時に赤ジャージを着ていたから。 こうして、私達はメールや電話をする仲になっていった。 人の出会いって不思議だ… 普段は悪戯な彼なのに、私の話は何でも聞いてくれた。 離婚して三人の子供を育てていることや仕事のこと。 時には耳が痛いくらいのアドバイスをくれたり… 大人な彼の意外な一面が新鮮だった。 私と彼の運命の糸が絡まり始めていく。