店長は待機席まで歩いてくると、数人の女の子を呼んだ。


幸い私は呼ばれなかった。


かなり酔っているお客達の雰囲気が伝わってくる。


できれば、着きたくない!

もう、眠いから帰りたいよ。


再び時計と睨めっこ状態が続いていた。


今夜は長い待機だったなぁ…


こんなことをぼんやり考えていた私は、このまま何事もなく過ごして、帰りにはちゃっかり日払いを貰おうとしていた。