『でもあのへんは常連だからね。しょっちょう来るし〜やだやだ!』 『ゆかなんて寝ちゃったし!』 『そうそう!寝てた!寝てた!』 未だに常連とかわからない私は、ただ相槌を打つだけ。 最初の一ヶ月は週二日だったというのもあってか、そこまで一生懸命ではなかったからなのか、お客の名前すら覚えていないダメなホステスだ。 そんな時、ある出会いによって、私のキャバクラ生活が変化していくことになる。