だけど…本当は吹っ切れてるわけない。 頭の中に…心の中に… こびりついてる。 あの時、救えなかった命を… 忘れたことなんてなかった。 それに彼との今の状態に満足しているわけじゃない。 本当はもっと会いたい。 前のように一緒にいる時間が、もっと欲しい。 それでも忙しい彼へ、自分の気持ちを伝えられずにこの夏は終わった。 私の中に抑え込んだ想いがうねる…