『みかさん、まゆみさん、ゆりさん』 …つ、ついに来た! 呼ばれた私は、ぎこちなく席を立ってボーイのあとを追う。 それから次から次へとテーブルを渡り歩き、移動を繰り返した。 もう何処のテーブルで、誰と何の話をしたのかなんて記憶にない。 一体、今は何時頃なのだろうか? そして再びボーイに呼ばれた私が着いた席は… 二人組のお客だった。