『さてと…風呂でも入りに行くか?』


彼の声で女の顔に引き戻された。


もう好きな人と旅行なんて、来れないかもしれない。


そう思ったら、この時間を大切にしたかった。


「うん!お風呂に入りたい!」


『そう言うと思って、露天風呂予約しといた!』


「うわっ、ありがと!」


私達は楽しみにしていた露天風呂に向かった。