「綺麗だね!!」


『やっぱりこういうの好きなんだ?』


「うん!大好き!」


見つめ合う瞳に夜の灯が映る。



ドクンッ…



「えっと…」



ドキドキしてくる…



私は慌てて、バックから綺麗にラッピングされた箱を取り出した。


「はい…今日はこれを渡そうと思って…」


彼の手に箱を乗せた。




怖くて彼の顔が見れない。

息をするのが苦しかった。

今、どんな表情してるの?




ドクンッ――…