週末、久しぶりに会った彼は遊園地に行った時と何も変わらなかった。 居酒屋で待ち合わせた私達はデートスポットについて、話をしていたけれど、なかなか日にちが決まらない。 結局、空けられそうな日がわかったら、連絡するということで、あっさりと彼との時間は終わった。 久々に会ったのに… 本当はもっと、もっと一緒にいたい。 強く思う自分の気持ちを抑えるのが精一杯だった。 ただ、私はさが兄への想いを募らせたまま、告白しようなんていう勇気はサラサラなかった。