さが兄の提案で打ち合わせしようということになり、近々会う約束をした。


もしかして、会う口実だったら…などと、淡い期待をしてしまう自分がいた。


それに…

やっぱり待っていられなかったか…と幸恵に笑われ、

予定のデートスポットの話をすれば、更に冷やかされた。


『まるで彼氏と彼女みたいじゃない!』


「どうなんだろう?
彼的にはそんなのじゃないと思うよ」


したくない悲しい否定をした。