恋人は隠れ既婚者【前編】



その後、二人で色々な乗り物に乗った。

ゲームセンターでゲームもした。


「きゃ〜こんなのできないよ〜!」


一人騒いでる私。


スキーのゲームをしていた時に、鈍くさい私はスキー板に乗っても全然できなくて。


『なにやってんだよ』


と、さが兄は私の体を後ろからサポートしてくれた。


私の肩にふわっと彼の顔が近付く。

それだけで、胸が熱くなる。

やだ…ドキドキしてしちゃうじゃない。