後日司法書士事務所より事務所に出向くよう連絡が入った。 約束の時間に事務所に行くと無事裁判所に自己破産申立ての受理がなされた事を知った。受理がなされるとまず80%は免責なされるだろうとの話を聞いて私たちはホッと胸をなでおろした。 だがこれからがまだ長い時間を要する事を知る。 次の裁判所からの呼び出しがあるまで間があるとの事だった。 それから債権者のひとつであるクレジット会社が自己破産申立てをする前にクレジットを利用して購入した電化製品を返却するように文書で通達してきていると言われた。 しかし購入して期間が半年以上過ぎているしそれには応じなくて良いと先生から言われ安堵した。 「直接債権者からの電話や連絡は来てませんか?」 先生が質問してきた。 「いえ全くないです」「これからも大丈夫だとは思いますがもしも直接何か言ってくるとこがあったらすぐ知らせるように」 私たちはこの日依頼費用の一部を僅かながら支払った。
