『ふざけた事言わないでください。美弥のことを決めるのは、この俺です。』

親父を睨みつけて静かな声で言った。

『H.D.など連れて行くのは家の恥になる!絶対おいて行きなさい。』


ふざけんなよ!!美弥を置いていく事なんか出来るか!!



『なら、学校に行きません。』

『無理だ。もう手続きしてある。』

なら登校拒否するまでだ!!


『お前は東堂家の跡取りなんだ!そんな我が儘を言うな!わかったな?』

…跡取りにしたくねぇのによく言うな!




すべて言いたい気持ちを押さえた。