そして美奈の冷たくなった手を握りしめ話しかけた。






「美奈、ごめんな。





俺が俺ん家でやろうなんて言ったから美奈がこんなめに・・・






俺がワガママ言わなければ、今ごろ・・・






ごめん・・・・







ごめん・・・・」









――美奈がこんな目にあったのは俺のせいだ。






今の俺にはただ謝ることしかできなかった。

 









泣きながら謝り続ける俺に美奈の母親の美音子おばさんがそばにより優しく言った。