「悪い、美和。」


「えっ?」


「会社でトラブルがあったらしい。」


「そうなの?」


「俺、帰らないといけない。」


「えっ?」


「大丈夫なのか?」


「とりあえず、帰って様子を見てくる。」


「そうした方がいい。」


「だったら、私も・・・」


「美和はここに居ろ。」


「でも・・・」


「一緒に帰っても、俺は家に帰れないかもしれない。会社に泊まらなくちゃいけないかもしれないからな。」


「そう・・・なの?」


「ここに居たら、親父もお袋も居るからな。その方がいいだろ?」