ほんとは。


ずっと、居て欲しい。


でも、学校だから。


誰かにばれちゃうから。


りょー君にだって。


こうやって、二人でいたところを見つかった。


それも保健室だったし。


「せっかく素直になったと思ったのにな。」


「えっ?」


「居て欲しいんだろ?」


「・・・うん。」


「美和が寝るまで居てやる。誰か来たら、上手く逃げるから大丈夫だ。」


「うん。」


「俺は別に、バレてもいいけどな。」


「バカ。」


「そうすれば・・・」