秘密な花嫁~旦那様は先生!?~③

「謝らなくていい。熱は?」


「うんん。」


「そっか。」


龍矢がベットの端に、腰をおろした。


「手、握って。」


「ああ。」


やっぱ、安心する。


「俺はお前の特効薬らしいな。」


「由衣が言ってたの?」


「わざわざ知らせに来てくれた。」


「そっか。」


由衣が言ってたのって、龍矢のことか。


「龍矢、ありがと。もう戻って。」


「あ?なんだって?」


「だって、誰か来ちゃうよ。」