「まだいたの?」


「いい友達だな。」


「でしょ?」


「美和、こっち。」


「なに?」


近づくと、顔を持ち上げられて。


キス。


「もう、誰かに見られるよ。」


「今年は、スリル満点の学校生活送るんだろ?」


「誰もそんなこと言ってない!」


「また夜な。」


そう言って、龍矢は教室を出て行った。


もう、なんでそーゆー言葉がすらすら出てくるの?


バカ、龍矢。