秘密な花嫁~旦那様は先生!?~③

「ここはね、両想いの人がつけるんだって。」


「そうなの?じゃあ、先生も?」


「うんん。龍矢はちゃんとつけてるよ。」


「左手の薬指?」


「うん。もし同じところだと、バレちゃうでしょ?」


「それもそうだね。でも、いいなー」


「えっ?」


「私も結婚したいー」


ガラッと、教室の扉が開いた。


「えっ?」


「そんな大きな声で話してると聞こえるぞ。」


「龍矢。」


「びっくりした?新井さん。」


「はい。」


「でしょうねー」