秘密な花嫁~旦那様は先生!?~③

「この二人になにかしら罰を与えたいと思う者がいたら、私のところに言ってきてください。私が、なにかしらの判断を下します。それでは、終わりましょうか。解散してください。」


その言葉で、体育館に居た人が動き出した。


「二人とも、校長室に。」


「はい。」


それから、校長室に行った。


「さて、今回の二人についてだが・・・」


「はい。」


「二人とも、この学校を卒業してください。それから、しっかり自分たちの道に進んでください。」


「いいんですか?辞めてもらうと、おっしゃったのに。」


「二人の姿を見たら、誰も文句は言えないでしょう。それに、三木先生は自分から辞めると言った。それで十分です。」


「ありがとうございます。」


二人で頭を下げた。


「よかった。卒業式で龍矢に名前呼んでもらえる。」


「ああ。あのクラスの子たちが、俺が最初で最後の送り出す生徒だ。」


でも、一個気になってることが。